太田昭彦の遍路だより

2020.06.11

お家でお遍路体験(江戸遍路-ご府内八十八か所) 第74番法乗院

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皆さんこんにちは。
東京でも緊急事態宣言が解除されましたが、第二波を防ぐために引き続き近場で過ごすことが多いことと思います。

そんな時は東京周辺に住む方々はぜひご府内八十八か所をコロナ退散を願いつつ、お参りしてみてはいかがでしょうか?いつまでに?とか、一日に何カ所は回らなければとか、余りきっちり決めなくてもいいと思いますよ。朝ゆっくり起きて昼からお参りとかでもいいと思います。お釈迦様だって中道を行けとおっしゃっていますから、頑張り過ぎることなく、だらだらし過ぎることもなく。マイペースで楽しみながら回ってみることをお勧めします。

さて、今回ご紹介するのは第74番法乗院です。
深川のハイテク閻魔様が有名です。閻魔様は地獄の裁判官。私たちの今生の行いによって、来世に地獄に堕ちるか、はたまた人間界に踏み留まるか、その他の世界に行くかが決まります。では、その閻魔様の近くを良く見て下さい。どこかにお地蔵さんがいませんか?実はお地蔵さんと閻魔様は表裏一体。閻魔様が地獄に堕した人がいたら、お地蔵さんがすかさず地獄に堕ちた人を救いに行って下さいます。お地蔵さんて、地獄界での弁護人の役割も果たして下さっているのです。まさに、地獄に仏なのです。

ここでお役に立つ智恵をひとつ伝授します。それは、懺悔文を閻魔様の前で三回唱えること。仏教ではザンゲのことをサンゲといいます。なのでサンゲモンと読みます。その文言は「がしゃくしょぞうしょがくごう かいゆうむしとんじんち じゅうしんごいししょしょう いっさいがこんかいさんげ」これを三回閻魔様の前で唱えると一切の罪が消えるそうです。ありがたいですね。

さて、話しが後先になりましたが、そろそろご本尊大日如来のご真言をお唱えしましょう。「おんあびらうんけんばざらだとばん」三回繰り返して下さい。ご真言については前回のブロを参照 して下さい。次に「なむだいしへんじょうこんごう」と三回お唱え下さい。これで密教最高の仏にお願いしたのですから、あなたの願いは聞き届けて頂けると思います。良かったですね。

では、次回はたぶん一週間後。お家でお遍路体験でお会いしましょう。

 

四国霊場会公認先達 太田昭彦

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2020.05.29

お家でお遍路体験 29番南蔵院

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 皆さん、こんにちは。今回はご府内88ヶ所の29番札所、南蔵院をご紹介します。
 早稲田から三ノ輪を結ぶ路面電車の駅「面影橋」にて下車。橋の上を歩いて川を渡と少し分かりにくいのですが「山吹の里」という碑があります。かつて太田道灌がこの辺りで雨に降られ、近くの民家で蓑を所望したところ現れた女性が「一輪の山吹」を差し出したという話でしられる山吹の里は、この辺りだったのですね。実は橋を渡ったこの道は鎌倉街道です。いざ、鎌倉へ。という時には多くの武士たちが、この道を通って鎌倉へと馳せ参じたのですね。南蔵院へは道なりに進みます。すぐに左手に氷川神社、さらにその直ぐ先の右手が南蔵院です。

 

 山門前には、怪談話で有名な「乳房榎」があります。長い話なので、気になる人は調べてみて下さい。山門を潜ると正面には立派なお堂があり、本堂へと続く階段の両脇には美しい花が植えられた鉢が並べられています。
 ご本尊は薬師如来。いままではご法号を唱えていましたが、今回からはご真言を唱えてみましょう。「オンコロコロ センダリマトウギ ソワカ」と3回唱えて下さい。
 薬師如来のご利益は、心と体を健康にして下さること。こんなご時世には、有難いご利益ですね。

 

さて、ご法号と真言について簡単にお話ししておきます。ご真言というのは、真の言葉です。密教の秘密の呪文という感じでしょうか。自分的には、ご法号は観音さまやお地蔵さまなどに「いつもありがとうございます。今日も一日宜しくお願いします。」という気持を込めて、ご挨拶の意味で唱えています。ご真言の場合は、もう少し強い意味を込めてお願いをするときに唱えています。仏さまに直接願いを聞き入れて頂くためのホットラインという感じですね。
 また、88ヶ所参りは弘法大師空海をお慕いしてのお参りですから、ご本尊真言の後に「南無大師遍照金剛(ナムダイシ ヘンジョウ コンゴウ)と3回お唱え頂くと、より願いが通じるのではないかと思います。さっそく試してみて下さい。

四国霊場会公認先達 太田昭彦

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2020.05.15

お家でお遍路体験(お江戸・府内八十八ヶ所)

58番 真言宗豊山派 七星山・光徳院 

 前回、新井薬師をご紹介しましたが、今回も西武新宿線の新井薬師駅から徒歩で参拝できる札所の紹介です。

実は新井薬師駅前の東亜学園高等学校は自分の出身高で、この学校のワンゲル部で部長として活躍していたのです。あれから40年、月日の流れるのは早いものです(笑)。

 さて、駅から約10分程度で五重の塔が見えてきます。中野区にこんな素敵な五重の塔があることに少しびっくりです。山号の七星山は北斗七星を思わせますが、はっきりしたことは解りません。

 

 ★ご本尊(大日如来)

 大日如来は真言密教の最高仏で、宇宙の中心にいらっしゃるとされています。
 ゆえにこの宇宙の働きは、すべて大日如来のお力ということになります。
 さらに、他の仏も大日如来の化身とされています。特に不動明王が大日如来の化身であるという話は良く知られています。大日如来という方はとても優しいお姿をされているので、いうことを聞かない者たちには、怖い不動明王のお姿に変わっていうことを聞かせる訳ですね。

  また、私たち人間も宇宙の一部であり自然の一部なので、すでに大日如来のお力が働いた存在ということになります。有難いことです。
  
※有難いとは、有る事が難しいと書きます。めったにない、とても貴重な出来事という意味なのです。
  
 ★お参りの仕方
  前回の新井薬師同様、「南無(ナム)」から始まるご法号をお唱えすることにしましょう。

  *ますは合掌して一礼します。
  ①「南無大日如来(ナムダイニチ如来)」と3回お唱えする。
  ②「南無大師遍照金剛(ナムダイシヘンジョウコンゴウ)」と3回お唱えする。
  ③名前と住所を告げて(心の中でも結構)お願いごとをします」
  *もう一度、合掌して一礼します。

 (お遍路豆知識)

 五重の塔は、いったいどのような意味を持った建物なのか?ご存知だったでしょうか。 実は、お釈迦さまのお骨が納められたお墓なのです。ゆえに遠くからでも拝めるように背が高いのです。仏舎利塔ともいいます。でも舎利(シャリ)と聞くと思いだすものがあります。
 そう、お寿司屋さんで頂く「シャリ」です。なんとシャリというネーミングは、お釈迦さまの骨に似ているところから来たそうです。少し驚きですね(笑)。

 

(追伸)光徳院は府内88ヶ所だけでなく、山の手33観音霊場の22番札所ともなっています。この観音霊場が凄いのは、札所本尊の千手観音が菅原道真公の手によるものといわれていること。
 せっかくですから観音堂の前で、ぜひ手を合わせて「南無観世音菩薩(ナムカンゼオンボサツ)」とお唱え下さい。
もしも、あなたに困っていることがあれば、すぐに救いの手を差し伸べて下さると思います。
 何と言っても千本の手をお持ちなのですから、安心して待てば宜しいかと思います。今のような世の中の状況であれば、時に待つことも必要なのかもしれません。

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四国霊場会公認先達 太田昭彦

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2020.05.04

お家でお遍路体験(お江戸編)

皆さん、こんにちは。
東京を始めとする首都圏では自粛期間の延長が決まりましたね。
まあ、想定の範囲内ですが、それでもがっかりです。

しかし、がっかりしてばかりもいられません。
そこで、今回はコロナウィルス退散を願って、ご自宅に居ながらお遍路気分を
味わって頂くべく「お家でお遍路体験」を楽しんで頂けるブログを作成しました。

ご案内役は四国霊場会公認先達の私くし太田が務めさせて頂きます。
ゆったりした気分で楽しみながらご一緒にお参りください。

さて、わが国での巡礼といえば、弘法大師の足跡を訪ねる88ヶ所参りと観音霊場
の33ヶ所参りが代表的です。そして88ヶ所を巡拝するお遍路といえば四国が
本場なのですが、東京在住の太田としては身近な「府内88ヶ所」と名の付く、
江戸のお遍路を今回から案内させて頂くことに致します。

回る順番は、1番から88番という訳ではなく、太田の気分でアトランダムにご案内
させて頂きますのでご了承ください。

★71番 真言宗豊山派 新井山 梅照院
中野区の新井薬師として有名なお寺です。創建は天正4年(1586年)と伝わります。
庭に植えられていた梅の古木が毎夜光るという不思議な現象がおこり、
天正14年3月21日、梅の木を調べると薬師如来が現れ、薬師堂を建立したのが梅照院の始まりとのことです。

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★ご本尊
(薬師如来)
私たちの心と身体の病を癒してくださるお力をお持ちです。コロナウィルスに感染
しないよう、万が一自覚がないままに感染していたら他の人に感染させないように
お願いしてください。

また、お薬師さまは心の病も癒してくださいますから、心の自粛疲れも癒して頂く
ことにしましょう。夜、布団の中でお薬師さまが包みこんでくださっていると思い
描いていると不思議とすぐに眠りにつくことが出来ます。

(如意輪観音)
こちらのご本尊は表が薬師如来、裏が如意輪観音という2仏1体の尊像とのこと。
そんな如意輪観音のご利益は、意のままに私たちの願いを叶えてくださる観音さま
です。

如意とは思いのまま。輪は仏の教えである法輪を指します。輪とは車ですから、
私たちの煩悩を踏み潰し、仏の教えをどこまでも広げていくというお力があります。
ここはひとつ、早期のコロナウィルス退散を願い、自粛疲れで我がままになりそうな
気持ちを踏み潰して頂きましょう。

(お参りの仕方)
余り複雑にならずに、ひとりで気軽に出来ることから始めましょう。
1.お薬師さまのご法号を唱える。
  合掌して「南無薬師如来(ナムヤクシニョライ)」と3回お唱えします。
2.如意輪観音のご法号を唱える。
  合掌して「南無如意輪観音(ナムニョイリンカンノン)」と3回お唱えします。
3.お遍路は、弘法大師を慕ってのお参りですから
  「南無大師遍照金剛(ナムダイシヘンジョウコンゴウ)」と3回お唱えします。

※南無とは「すべてお任せいたします。どうぞ、宜しくお願い致します。」と
いう意味です。遍照金剛とは、弘法大師空海が中国で修業をした際に、師匠の恵果
阿闍梨からいただいたお名前です。

3つのご法号を唱えたら、ご自分の名前とご住所を告げてお願いごとをされてください。

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(お遍路豆知識)
弘法大師は62歳の3月21日に高野山奥の院で入定されました。
天正14年3月21日にこのお寺の梅の古木に薬師如来が現れたのも、弘法大師との
強い縁を感じさせる出来事ですね。

 

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お堂の右手にいらっしゃるお地蔵さんは「お願い地蔵」といいます。
自分の身体の痛いところを洗うと痛みが取れるとか。ぜひ、お地蔵さまのご利益を
頂いてください。(写真はご本堂ではありません)

四国霊場会公認先達 太田昭彦

 

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2020.03.13

秩父の札所に行ってきました!

コロナウイルス騒ぎで、歩きにすと倶楽部も開店休業状態となり、突然降って湧いたように時間が出来たので、ひとりで秩父の札所に行って来ました。

 天気の良かった2日間に出掛けたので、両日ともポカポカで春の花も目白押しで、本当に楽しかったです。ひとりでお参りすることのメリットは、時間を気にせずに隅々まで境内を見て回れること。お寺さんや地元の人達と、のんびりと会話が出来ること。気になることを調べながら歩けること。などなです。しかし、秩父はいいですね。山に囲まれていて花が綺麗で、川や森などの自然の中を気持ちよく歩くことができて、本当に楽しかったです。まるで観音さまと一緒に、秩父路を歩いていたような心地良さでした。

 でも、今回一人で秩父路を歩いてみて感じたのは、皆で一緒に歩くから、長い道程も歩き通せることができるんだな・・・ということ。一人は気ままですが、登り坂や次の札所までの距離が長いと「まだかな~」という感じで、バスが来ないかな~などという思いが頭をよぎりますが(笑)、会員の皆さんと一緒に歩いていると疲れが半減し、頑張って歩けるというのは正に真理ですし、みんなと一緒だから歩けるという言葉も良く耳にします。苦しいことや辛いことにも寄り添って下さるのが、観音さまの慈悲だとしたら、お参りに参加して下さる一人ひとりが観音さまということなのですね。有難いことです。

 しかし、今回のコロナウィルスは、人々の身体を蝕むだけでなく、心も蝕んでしまうという事実を目の当たりにしましたね。転売騒動が起こったマスクだけでなく、トイレットペーパーまで不足する事態に陥りました。とても残念なことでしたが、良いこともあったと思っています。それは、物を大切にするという気持ちを私たちに呼び起こさせてくれたこと。例えばマスクを洗って使う、ガーゼを変えることで数日利用するなどですね。な~んだ、こうやって使えばまだもつんだ。と、いうことに気が付かせて貰ったことに関しては、前向きに捉えています。

 こんな時代には・・・否、これからの時代には、仏の教えがきっと役に立つのではないか?そんなこと感じさせてくれた「秩父のソロ巡礼」でした。 

一番札所 四萬部寺です。お前立の金色に輝く聖観音が素敵でした。

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梅の花を始めとして秩父路は春の花が咲き競っていました。

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横瀬川に架かる小さな橋の欄干には、巡礼者の姿が描かれていました。

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巡礼道の途中では、お地蔵さんが道中の安全を見守ってくれています。

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武甲山はやっぱり秩父のシンボルですね!

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by 太田昭彦

 

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2016.04.24

佐渡花遍路

四国遍路に引き続き、佐渡のお遍路にやって来ました。
参拝者はまだまだ少ないのですが立派なお寺が多いですね。

いくつかのお寺では仏像や貴重な品々を拝見し、
お茶やお菓子のお接待も受けました。考えてみればこの島は上皇や日蓮上人、
世阿弥なども流されて来た島。文化度が高い訳です。
この島には本来のお遍路の心が残っていて、いいお参りの旅になりました!

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長谷寺の手水舎も花でいっぱい♪

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太田昭彦

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2016.04.06

花遍路

四国遍路に来ています。
桜が満開でまさに花遍路になりました。
お遍路に来るとなぜか心と体のコンディションがとても良い状態が続きます。
やはり弘法大師と相性が良いのでしょう。写真は73番出釈迦寺の桜です。
バックは我拝師山という山で身捨ガ岳禅定の山として知られています!

by 太田昭彦

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鎌倉33観音

鎌倉、本覚寺のしだれ桜がすでに8分咲きとなりました。
暑かったり、寒かったりで桜も大変ですね…。

今回は33観音のお参りで2泊3日で巡礼に来ていますが
春休みに入ったせいか若い人たちで、とても賑わっています(^-^)

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2016.03.15

小豆島遍路(3月8日から12日)その2

12日の土曜日は天気に恵まれ、
オリーブ公園から眺める海が最高にきれいでした。

山と海とオリーブと島の人達とのふれあいが、
小豆島遍路の最大の魅力です!!

by 太田昭彦
 

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小豆島遍路(3月8日から12日)その1

再び小豆島に来ました。

 

今回の旅の目的は八十八箇所巡り。

歩いたりバスで移動したり、5日間で半分の44箇所を巡ります。


写真は18番の石門洞です。


by 太田昭彦

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