秩父の札所に行ってきました!
コロナウイルス騒ぎで、歩きにすと倶楽部も開店休業状態となり、突然降って湧いたように時間が出来たので、ひとりで秩父の札所に行って来ました。
天気の良かった2日間に出掛けたので、両日ともポカポカで春の花も目白押しで、本当に楽しかったです。ひとりでお参りすることのメリットは、時間を気にせずに隅々まで境内を見て回れること。お寺さんや地元の人達と、のんびりと会話が出来ること。気になることを調べながら歩けること。などなです。しかし、秩父はいいですね。山に囲まれていて花が綺麗で、川や森などの自然の中を気持ちよく歩くことができて、本当に楽しかったです。まるで観音さまと一緒に、秩父路を歩いていたような心地良さでした。
でも、今回一人で秩父路を歩いてみて感じたのは、皆で一緒に歩くから、長い道程も歩き通せることができるんだな・・・ということ。一人は気ままですが、登り坂や次の札所までの距離が長いと「まだかな~」という感じで、バスが来ないかな~などという思いが頭をよぎりますが(笑)、会員の皆さんと一緒に歩いていると疲れが半減し、頑張って歩けるというのは正に真理ですし、みんなと一緒だから歩けるという言葉も良く耳にします。苦しいことや辛いことにも寄り添って下さるのが、観音さまの慈悲だとしたら、お参りに参加して下さる一人ひとりが観音さまということなのですね。有難いことです。
しかし、今回のコロナウィルスは、人々の身体を蝕むだけでなく、心も蝕んでしまうという事実を目の当たりにしましたね。転売騒動が起こったマスクだけでなく、トイレットペーパーまで不足する事態に陥りました。とても残念なことでしたが、良いこともあったと思っています。それは、物を大切にするという気持ちを私たちに呼び起こさせてくれたこと。例えばマスクを洗って使う、ガーゼを変えることで数日利用するなどですね。な~んだ、こうやって使えばまだもつんだ。と、いうことに気が付かせて貰ったことに関しては、前向きに捉えています。
こんな時代には・・・否、これからの時代には、仏の教えがきっと役に立つのではないか?そんなこと感じさせてくれた「秩父のソロ巡礼」でした。
一番札所 四萬部寺です。お前立の金色に輝く聖観音が素敵でした。
梅の花を始めとして秩父路は春の花が咲き競っていました。
横瀬川に架かる小さな橋の欄干には、巡礼者の姿が描かれていました。
巡礼道の途中では、お地蔵さんが道中の安全を見守ってくれています。
武甲山はやっぱり秩父のシンボルですね!
by 太田昭彦
| 固定リンク
コメント