新年山行 in 赤石岳 2012/1/2(月)-8(日)
改めまして、新年明けましておめでとうございます。
甲武信ヶ岳より元旦に帰宅し、新年早々、お正月の2日に再び山へ向かいました。
お正月は、仕事もせずに温泉に浸って美味しいものを食べてスキー・・・というのも結構ですが、それは身体が動かなくなって山をヤメテからのお楽しみとし、今回は念願の南アルプスの雄「冬の赤石岳」へクラシックルートから行きましたが、この時期ではあまりにも過酷なルートのため、他の登山者には一人も会いませんでした。
こんなシビレる山行に誘ってくださったのは、準登攀ガイドで日本登山体系「南アルプス」の筆者であるTさんと、そのアシスタントのAさんですが、正直言ってこのお二人には脱帽しました。それは後々ご説明いたします。
さて、1月2日は中央道松川ICそばのビジネスホテルにて前泊し、山行初日の3日(火)の早朝、通常ではアリエナ〜イ、3,000m級の冬の南アルプスへ海パンで出発しました。![]()

予備日含め、約一週間分の食料と燃料、寝袋にテント、アイゼン、ピッケル、ザイル、カンジキ等などのフル装備でずっしり。![]()

落氷注意!

ゲート①(興味のある方は、地図で確認してみてくださいネ)

ゲート②(登山届け提出。地図上ではココまで車が入れるような感じでしたが、実際は工事のために1時間ほど手前から歩きました。)

夢にまで見た冬の渡渉![]()
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どんなに冷たいか想像できますかね!?あまりの冷たさに、入水30秒後くらいに水に浸かっていない手の指と頭が痛くなりました。
このルートは、渡渉が多いことで知られていますが、流れが変わったのかルート取りの問題かは分かりませんが、実際には上りで13回、下りで15回の渡渉でした。

動画①
キタ沢出合(荒川小屋上の稜線が見えた!)

初日の宿は広河原小屋(小渋川にて水汲み)

夕食は、Aさん手製の「うな丼」![]()
(今回の食事は全てAさんによるもので、カレーや親子丼、牛丼、日本そば、餅入りラーメンなどなど、手慣れていて、バラエティーに富んだとっても美味しいものでした)

1月4日(水)だんだんと天候が悪くなりましたが、いと楽し![]()

大聖寺平にC(キャンプ)1を設営する予定でしたが、雪が少なく強風のため、荒川小屋の冬期小屋へ向かいました。がしかし、小屋直前の斜面に雪崩の恐れを感じたために通過(トラバース)できず、強引に雪の深い尾根を登り返した稜線直下で時間切れのため、そこでテント設営。

1月5日(木)C1からの日の出(降雪はほとんどありませんが非常に風が強く、テントごと吹き飛ばされそうでした。今日の予報はあまり良くないのですが、景色はとってもキレイ)

稜線へ上がり、一度は赤石岳へ向かいましたが、鼻も耳も指も凍りそうな強烈な寒気を伴う暴風のために本日の登頂は諦め、荒川小屋へ向かいました。

赤石岳へ向かうにはまたココの尾根を登り返すため、時間を掛けてラッセル&踏み固めながら小屋へ向かいました。(※全行程、最初から最後までラッセルは全てTさんが行いました。脅威的な体力です!!ワタシは最後尾をトボトボついて行くのがやっと
)

本日の宿「荒川冬期開放小屋」(こちらは正午頃に到着し、今日は停滞)

凍てついたテントを気休めで張ってみた(結局、小屋内も寒過ぎて融けませんでしたがね
)

1月6日(金)赤石岳アタック日(夜明け前、稜線への登り返し)

寒くなく風も穏やかで、日の出も美しい。

稜線直前(注:この荒川小屋上部に位置する稜線は登山道ではありません。)

とりあえず、大聖寺平へ向かいます。(左の山ですが、手前の大きな山が小赤石岳で、半分だけ陽が当たっているのが赤石岳本峰です)

ダマシ平より荒川三山と千枚岳(左より荒川前岳&中岳、悪沢岳、千枚岳)

雷鳥に先を越された!

小赤石岳の肩

風も無く、アタックにはこの上ない天気になりました![]()
とても感心したことですが、Tさんは凍てついた急斜面でもピッケルを突かずに普通に手に持ってカッティングで道を整えてくれ、Aさんは落ちたら最後というようなしびれるビミョーな難所もちゃっちゃっと通過して行きます。
ワタシと言えば、あまりの高度感に![]()
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小赤石岳①(冬期ルートの東尾根ですが、雪屁がキレイに残っていたので、今期はまだ誰も登っていないようでしたね)

小赤石岳②

いよいよ赤石岳本峰へ

赤石岳①(10:20登頂)

赤石岳②

赤石岳③

赤石岳④(赤石岳に登ったことのある方はどれが聖岳か、兎岳か分かりますね!?)

赤石岳⑤(荒川三山方面。甲斐駒、仙丈、塩見、間ノ岳もずらーっと見えてましたネ)

赤石岳⑥(赤石岳山頂とワタシ)

動画②
動画③
動画④(鏡餅の設置中)
登頂後、広河原小屋まで下山し、最終日の1月7日(土)、おんぶで渡渉させていただきました![]()
よく聞かれることですが、「ほんちゃん、何キロ??」とね![]()

悪天候に見舞われながらも途中でつじつまを合わせて予備日を使わなかったので、1月7日(土)は小渋温泉「赤石荘」にて後泊し、チョーウマい生の「鹿刺し」を特注して、無事の生還を祝いました。
以上、新年早々、厳しくも思い出に残る良い山行ができたので、今年も良い年になりそうです。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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コメント
念願の登頂おめでとうございます。
ほんちゃんを背負い渡渉。。。。すご~い
投稿: 岩大好きっこ | 2012年1月 9日 (月) 14時37分
ウ~ン、真冬の渡渉か~。
行く前からの気合、思い入れの深さ、行ってからのシビれ感が伝わってきますね。
それにしても皆さん猛者ばかり。頭が下がります。
登頂して無事のお帰り、おめでとうございました。今年もよろしくお願いします。
投稿: シビレオヤジ | 2012年1月 9日 (月) 19時50分
営業小屋を利用して軽い装備でただ登れば良いのではなく、このエリアの山は寝袋やテント、食料、燃料などのフル装備を背負わないと行かれません。
でも、それだけの価値は余りあるほど、あります[E:good
投稿: ほ | 2012年1月 9日 (月) 20時43分
赤石岳登頂おめでとう!!
長年あたためてきた本澤さんの登りたい山にとうとう登頂しましたね、やりましたねー!
画像を観てるだけで凍傷になりそうです。
Aさんのお料理はグー!でしたでしょう。
「まごころ」スパイスが入っているからですよ~。
小渋温泉赤石荘のお料理も美味しかったでしょう?売店にあるヨーグルトがこれまた美味しいのよ~。
次回お会いした時にじっくりとお話を聞かせて下さい。
投稿: のどぐろ | 2012年1月10日 (火) 10時17分
本ちゃん赤石岳登頂おめでとうございます。
日吉津のT山さんは怪力ですが、本ちゃんを渡渉の都度
オンブしたのではないですよね?
投稿: 酒飲み親父 | 2012年1月10日 (火) 11時34分
皆さん、ありがとうございます。
念願の雪の赤石岳に登ることが叶い、まだ余韻に浸っていますが、この山行では一言では言い表せられない様々な出来事がありました。
よって、詳細はお会いした時にご説明いたします。
さて、ワタシの「赤石岳への旅」はこれで終わりではありません。実は昨日、次の計画がスタートしました。次回は雪が無くなってからの話ですが、皆さんも時間の許す限り、お好きな山へお好きな方法でお楽しみくださいね。
投稿: ほ | 2012年1月10日 (火) 18時54分